紙や紐はきれても幼児の手は切れないハサミ

私たち保育園は「子どもたちの育ち」と「リスク」を如何にバランスさせるかを常に考える仕事だと思っています。
ハサミを使う時、職員は相当気を張り、園児さんが怪我をすると相当落ち込みます。
危険なものを全て遠ざけリスクを排除すれば怪我を負うことはありません。
でもそれでは子どもたちの経験を取り上げてしまいます。

「紙は切れるが、手は切れない」
そんな都合の良いハサミがあればいいなあと思っていたところ、なんとそんなハサミがありました!

刃先に施した特殊な加工により手は切れないようです。
1本1,570円と普通のハサミと比べると少々値が張りますが、子どもたちが得られる学びを考えると相当安いと感じます。
職員さんも少し気が楽になるのではないかと思います。
「やるなら徹底的に」ということで当社運営保育園にいきわたるように大量に購入しました。

なお、この魔法のような道具は主に初めてハサミを使いだす2・3歳児クラスで使用します。

このハサミは赤色が左利用です。

ちなみに「紙と紐は切れても手は切れない」ということを子どもたちに伝えると、間違った遊びに発展する可能性もあるので子どもたちには内緒にしています。

知ったらやりたくなりますよね。
実際私も我慢できずやってみました(笑)